過去のブログ『パックス・アメリカーナの終焉』

僕が考えるに、…パックス・アメリカーナは終焉したと思っています。


それはオバマ元大統領の「世界の警察官はもう辞める」発言から始まったとみています。


トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」を唱えて選挙に勝ちました。


また、アメリカは保護主義の時代へ戻った。


第一次世界大戦前と同じです。

 

パックス・アメリカーナの前はパックス・ブリタニカだった。


国際政治というものは長期的な視野でみるべきと僕は考えています。


なので、300年間、アングロサクソンの時代が続いた訳です。


東西冷戦もありましたが・・・。

 

では、パックス・アメリカーナが終焉して、すぐに中国が世界の覇権国になるか?というと、そう簡単な事ではないでしょう・・・。


中国は共産党一党独裁国家であり、選挙も表現の自由もない国です。


そのツケがいつか必ずやってくる。


経済力、技術力ではアメリカを抜きましたが、軍事力ではいぜんアメリカが断然有利です。


ここは当分動かないと思います。

 

人口でみると、中国、インドは有利です。


だが、地政学上でみるか、軍事力でみるか、経済力でみるか、など、見方によって有利な国は変わってくる。

 

ただ、パックス・アメリカーナの終焉に伴い、イランのような軍事政権が台頭してくるかもしれません。


イランはアメリカを挑発していますが、…実はこれはイスラエルへの挑発なんです。


イスラエルがどこまで我慢できるかですね。


第5次中東戦争が起きても、これまでどおりイスラエルの圧勝に終わるでしょう・・・。


アメリカにはユダヤ人、アメリカ系ユダヤ人が多くいます。


ユダヤ人協会」はとてつもない力を持っています。

 

さて、話題を日本に変えましょう・・・。


変化をあまり好まない国民性がまずあります。


僕はそこが日本人の弱さだと思っています。


まず、抜本的に日本を変えるのであれば、「憲法改正」もしくは「自主憲法制定」が必要です。


憲法改正」であれば、まず、「前文」の”平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した”を削るべきです。


そして、自民党案では、9条第3項を設け、そこに「自衛隊」と加憲するという事ですが、それでは、全然足りません。


まず、9条第2項を削除しなければ何の意味もありません。


「普通のまともな国家」にするのならば、9条第2項を削り、そこに「国軍」を明記すべき。

 

だがGHQは頭がいい。


そう簡単に「憲法改正」できないように、96条を作ったのです。

 

同じ敗戦国のドイツは戦後すぐに自主憲法を制定しました。


日本も、いつまでもアメリカの属国でいてはなりません。


もちろん、日米同盟ありきですが、……少しずつでもいいので「自立」の道へ進まねばなりません。


その為には、中期的にみて(すでに北朝鮮の脅威があります)、…中国の脅威があるので、僕はオーストラリアと日豪安全保障条約を。


インドと日印安全保障条約を締結すべきと思っています。


中国は現在、南シナ海でやりたい放題です。


東南アジア諸国も懸念しています。


なので、日米豪印比で中国包囲網を作るべきです。

 

これからの時代、…アメリカに付くか。


中国に付くかの決断を強いられます。


アメリカと中国の摩擦は何十年と続くでしょう・・・。

 


元京大教授の国際政治学者・故・高坂正堯さんが著書の中で「国民があまりに政治に関心を持つ事は危険」と書いておられます。


僕もその意見に同意します。


だから、今のままでいいんです。


大体、国政選挙の投票率が46%~48%なので、丁度いいです。


トランプ大統領の先月の支持率が48%です。


日本人とアメリカ人は、バランス感覚が優秀です。


ただ、日本とアメリカの違いは、アメリカはいざ!という時はひとつにまとまるという点。


そして、僕が望む2大政党制です。

 

現実的には、日本が2大政党制になるには自民党がふたつに割れるか、…公明党が下野するかの2点しかありません。


どちらも現実的ではありません。


しかし、…現在の野党をみていると、ただ、パフォーマンスとして自民党を批判する一点に絞られており、代替案さえ作る事すらできない政党ばかりです。


実はこれは、国民にとって大変不幸な状態なんです。


今が異常なのであって、そこを間違えてはいけないと僕は考えます。


後藤田正晴の『政治とは何か(1988)』、『後藤田正晴の目(2000)』を読むと”ハッ!”っと気付かされます。

 

異常なのは政党(=国民)のみではなく、もっと異常なのはマスコミです。


だから「マスゴミ」と言われる。

 

現在、日本の国家機関が徐々に腐りつつあります。


省庁、警察、日教組などです。


今に始まった事ではありませんが・・・。

 

ただ、安倍首相の外交力だけは評価したいと僕は考えます。


批判ばかりしていては駄目なのでね。


長期政権でなければ出来ない政策があります。


ただし、僕は無党派層です。


なので、支持政党はありません。

 


マスゴミとさえ言われているマスコミ。


柄谷行人の『思考のパラドックス』、『「世界史の構造」を読む』、『政治と思想 1960 - 2011』、『憲法の無意識』を。


吉本隆明の『共同幻想論』、『自立の思想的拠点』、『世界認識の方法』、『言葉という思想』、『教育学校思想』、『マス・イメージ論』、『ハイ・イメージ論1.2』、『言葉からの触手』、『状況としての画像 高度資本主義下の「テレビ」』、『見えだした社会の限界』、『新・書物の解体学』、『ハイ・イメージ論3』、『余裕のない日本を考える』、『超資本主義』、『幸福論』、『吉本隆明のメディアを疑え あふれる報道から「真実」を読み取る法』、『日本語のゆくえ』。


西部邁の『大衆への反逆』、『大衆社会のゆくえ』、『ニヒリズムを超えて』、『マスコミ亡国論 日本はなぜ“卑しい国”になったのか』、『マスメディアを撃て』、『わが憲法改正案 「大切な心」を忘れた日本人』、『人間論』、『世人に言上したきことあり』、『「国柄」の思想』、『なぜ「日本売り」は起きたのか 愚かなるかな、改革論者よ』、『国家と歴史 状況の中で』、『ナショナリズムの仁・義』、『無念の戦後史』、『陥没する世界のなかでの「しあわせ」論』、『昔、言葉は思想であった 語源からみた現代』、『文明の敵・民主主義――危機の政治哲学』。


高坂正堯の『海洋国家日本の構想』、『世界地図の中で考える』、『政治的思考の復権』、『地球的視野で生きる――日本浮上論』、『豊かさの試練』、『文明が衰亡するとき』、『国際摩擦――大国日本の世渡り学』、『現代の国際政治』、『時代の終わりのとき――続・外交感覚』、『日本存亡のとき』、『平和と危機の構造――ポスト冷戦の国際政治』、『長い始まりの時代――外交感覚・3』、『不思議の日米関係史』、『高坂正堯外交評論集――日本の進路と歴史の教訓』、『世界史の中から考える』、『現代史の中で考える』、『外交感覚――時代の終わりと長い始まり』。


舛添要一の『現代国際政治入門――世界力学地図の読み方』、『日本人のための幸福論』、『舛添要一の「日本を問う」』、『危ない日本を救う20の知的武装 この核心を知らずにことの真相は見えてこない』、『学校で教えない時事・タブー この一冊で、現代が見える、明日が読める』、『日本再生への道 直言・行財政改革 舛添要一対論集』、『20世紀エネルギー革命の時代』、『介護で後悔しないための、お金と心得がわかる本』、『少子高齢化ニッポン 大胆予測!これからどうなる』、『舛添要一の40代は老後の分かれ道 いまから年金・介護・お金・健康を考える』、『舛添要一の税金のことが面白いほどわかる本 ここがヘンだよ日本の税金』、『舛添のどうなる日本?どうする日本!――国民で考えるエネルギー問題』、『ビジネスマンのための実践男の介護』、『チェンジ! 日本が変わるべき50のこと』、『「新しい戦争」と日本の貢献』、『今どこにある危機』、『永田町vs.霞が関 最高権力を奪取する者は誰か』、『厚生労働省戦記 日本政治改革原論』、『よくわかる政治』、『憲法改正のオモテとウラ』。


三浦瑠麗の『日本に絶望している人のための政治入門』、『「トランプ時代」の新世界秩序』、『あなたに伝えたい政治の話』、『21世紀の戦争と平和 ―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか―』。


オルテガの『大衆の反逆』。


河合雅司の『未来の年表』。


ぐらいは、マスコミ(マスメディア)の輩に読んでいて欲しいね。


あと、アホな国会議員にね。


国会議員というのは極論、自分の次の選挙の事しか考えていない。だから政治屋と言われる。


だが、そういう政治家だけではないと思っています。

 

 

僕の部屋は両サイドが本棚でぎっしりです。


二流の学者さんくらいは本を持っています。


毎月、本とDVDは5冊(組)買うので、本棚に入らず、フローリングの床に積んである状態です。


西洋の著名な哲学者・思想家本の英語版~小説~多くの画集~多くの辞典~サル学について~人間の脳について(英語版)などがほとんど。

 

 

柄谷行人東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、60年安保構想の参画入り(デモには参加していない)。その後イェール大学へ。


西部邁は60年安保の東大のリーダーであった。

逮捕される事も覚悟して、国会議事堂に突っ込み、「国家反逆罪」で半年間、独房入り。その後、「保守」へ転向。東大教授(教養学部)へ。


舛添要一は東大助教授~東京都知事。なぜ都知事政策が失敗したのかの単著がある。猪瀬直樹と共に全共闘で戦う。


三浦瑠麗は東京大学大学院法学政治学研究科博士課程特別優秀賞。元・東京大学政策ビジョン研究センター講師。


森本敏防衛省のブレーン(元・防衛大臣)。

 


2019/06/21


ブログ『僕の世界観』とほとんど内容が重複しています。


読者の皆様には謝罪いたします。


ただ、新たに書いた箇所もあります。

 

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僕の部屋の本棚1

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僕の部屋の本棚2