過去のブログ『憲法改正を望む』
21日の参院選で、自公、維新の会を足しても「憲法改正」に必要な3分の2以上の議席を獲得できませんでした。
これから、安倍総理が「憲法改正」に賛成議員がいる国民民主党に働きかけるであろう・・・。
そもそも、現在の日本国憲法はGHQが作ったものです。
そんな憲法を破棄して本来なら自主憲法を制定するのが、普通のまともな国家といえます。
戦後、ドイツは自主憲法をすぐに制定しました。
そうなると「憲法改正」しかなくなる。
まず、改正すべき点は、
憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」です。
ロシアと中国が”平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して”に値するのでしょうか?
しかも”われらの安全と生存を保持しようと決意した”というのは国家としてとても無責任ですよね。
なので、この一文は削除した方が良い。
そして、やはり目玉は憲法9条の「改正」です。
9条 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」。
第2項「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」となっています。
”国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する”。
信じがたい条文ですよね。
という事は、50年後、100年後、他国から侵略された場合、”武力の行使を永久にこれを放棄する”ですから、侵略国が侵略するのを黙って見ていろ。
国民は殺されるのをじっと待ってろ、という意味です。
第2項、”前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない”。
保持しないといっても、すでに日本は自衛隊を持っている。
自衛隊は陸海空軍ではないのですか???
もっと深刻なのが”国の交戦権は、これを認めない”です。
なので9条第1項と同じで、50年後、100年後に他国から侵略された場合、交戦してはならぬという事です。
”侵略されてゆくのをじっと見てろ”、”自分が殺されるのをじっと待ってろ”という事です。
もう滅茶苦茶な憲法ですよね!
ただし、憲法に書かれていなくても、世界中のどの国も、「個別的自衛権」というものを持っています。
なので自衛は出来るんです。
ただし、それは解釈であり、きちんと9条を改正して、普通のまともな国になってもらいたいです。
安倍総理(自民党)の案では、9条第1項、第2項はそのまま残し、新たに第3項を設け、そこに「自衛隊」と明記するものです。
これが出来れば、…自衛隊員のプライドはある程度守られるという事です。
ですが、…普通のまともな国家になるには、9条第2項をまず削除し、第1項も改正しなければ意味がありません。
さて、「憲法改正」ですが、
96条に「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする」となっています。
あまりに敷居が高過ぎますよね。
これはGHQが、”そう簡単に憲法改正させないぞ!”という目論見なんです。
なので、96条そのものを「改正」する事が必要です。
戦後、世界で「憲法改正」をしていない国は、…日本とバチカン市国のみです。
そういう意味で、日本は、世界の珍種なんです。
僕は、GHQが作った、現在の憲法を破棄し、日本人の手で、…日本人の頭で、「自主憲法」を制定して欲しいと願っています。
ここは日本なんです!
憲法は「国の顔」なんです。
2019/07/22