香港で発砲 14歳少年けが マスク禁止法制定で抗議デモ

香港の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は4日、諮問機関、行政会議の臨時会合を開き、「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動し、デモ参加者のマスク着用を禁止する「覆面禁止法」を緊急立法で制定した。これに対し、市民は4日夜、香港各地で抗議デモを行い、一部が過激化。香港メディアによると、新界地区で警官が実弾を発砲し、14歳の少年が太ももを撃たれた。

香港では1日、九竜半島・セン湾で警察が実弾を発砲。高校2年の男子生徒が左胸に被弾している。

少年は病院に搬送され、意識はあるという。

星島日報(電子版)によると、非番の警察官1人が路上で複数のデモ参加者に囲まれて殴打されて拳銃の実弾を発射し、少年に命中した。同紙サイトの映像によると、警察官は私服姿で、転倒して殴打された際に発砲したもよう。直後に火炎瓶を投げ込まれて瞬間的に手に火が付き、逃げ惑う姿も映されている。別のメディアは私服警官だとしている。

5日午前0時に施行される覆面禁止法は、違反者には禁錮1年以下か罰金刑を科す。緊急法の発動は英国統治下の1967年に中国共産党支持派の大規模な暴動が起きて以来、半世紀ぶりで、97年の香港返還後は初。デモが続く香港情勢は新局面を迎えた。

緊急法は、行政長官と行政会議が「緊急事態または公共の安全に危害が及ぶ事態」と判断した場合、立法会(議会)の手続きを経ずに集会や移動などの自由を制限できると定めている。民主派は「事実上の戒厳令だ」と反対してきた。

一方、検討中とされた夜間外出禁止令は、親中派の有力議員が反対し、採用されなかった。


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ハッキリ言って、この行政長官は馬鹿だと思う。


「覆面禁止法」などを制定したら、デモはエスカレートするに決まってる!


もう香港は事実上、仮の民主主義は崩壊したという事。


前回も書いたけれど、…これね、中国の「天安門事件」のような事が起きても不思議ではない状況。


民主派の「事実上の戒厳令だ」というのは正論。


自由民主主義国家の日本は、「60年安保」が起きても、警察が発砲する事などなかった(機動隊と押し合いになったが)。


当時、東大のリーダーであった西部邁さん等数人は国会議事堂に突入した為、「国家反逆罪」として半年、独房に入れられた。


西部さんはその後「保守」へ転向。


東大教授になった。

 

ちょっと香港から目が離せませんね・・・。